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描画

描画関数は曲線などを作図する関数である。 基本的な書式は次の通り。

関数名 (name , 点リストなど , options);

name は,プロットデータの名称で,関数ごとに決められた頭部のあとに付けられる。たとえば,線分を描くListplot() でできるプロットデータは,頭部が"sg"であり,name を"1"とすれば,"sg1"という名称のプロットデータができる。name 指定は不要の場合もあり,その場合は KETCindy が自動的に名称を作成する。なお,name に演算記号は使えないので,番号として負の数は使えない。 点リストなどには,点の座標,点の識別名,複数の点のリスト,複数の点を示す文字列などがあり,関数によって異なる。点は Cinderella で作図した幾何要素の点を利用できる。
options は,線種・表示する文字列・解像度・出力の有無などを指定するオプション群。

線種

線種はつぎの 4 通り。 初期設定は実線。

オプション
dr,n太さ n の実線で描く。
da,m,n破線を描く。 mは破線の長さ、nは破線の間隔(m,nは省略可) m,nオプションはcinderellaの描画面には反映されない
id,m,nギャップからはじまる破線を描く。
do,m,n点線で描く。 mは点の間隔,nは太さ(m,nは省略可)

描画色指定は,RGB または CMYK のリストで指定するか,色名を用いる。
【例】

"Color=[0,0.7,0]"

出力の有無

オプション
notexCinderella 画面上の図形を出力しない
nodispCinderella 画面上にも出力しない

"nodisp"は画面上にも,Rへのデータにも出力されないが,プロットデータは作成されるので,プロットデータだけを利用したい場合に有効である。
【例】

pdata=Circledata([A,B],["nodisp"]);

として,後にプロットデータ pdata を利用する。

その他

オプション
Size=n点の大きさ,線の太さの指定
Num=n曲線の場合の分割数(プロットデータの個数 +1)