環境設定
Ketinit(options)
KeTCindy を初期化する。平面図形では Draw スロットに,空間図形では Initialization スロットの冒頭に記述する必要がある。
説明
うんたらかんたら
Initglist()
, Setglist()
, Addglist()
ketlib スロットで作られる描画データを描画リストに追加する。
説明
Implicitplot
,Hatchdata
など実行時間のかかるコマンドを figures スロットにおくと,その都度実行されてしまう。それを避けるため ketlib スロットにおいたときに用いる。
Initglist(); // ketlibスロットで
Implicitplot('1',fun,rng);
Setglist();
Ketinit(); // figuresスロットで
Addglist();
Setfiles(filename)
出力するファイル名の設定
説明
出力する Tex のファイル名を指定する。
出力するファイル名は 初期設定では,作図している Cinderella のファイル名。
たとえば,triangle.cdy で作図して出力すると,triangle.tex ができる。
これに対し,triangle.cdy で作図しているときに,grav.tex で出力したい場合 は
Setfiles("grav");
とすると,grav.tex ができる。
引数
- filename
出力する Tex のファイル名
Setparent(filename)
Parent ボタンで出力するファイル名の設定
説明
Figpdf() を使って Parent ボタンで出力する Tex のファイル名を指定する。
Parent ボタンで出力するファイル名は 初期設定がないので,指定する必要がある。
たとえば,triangle.cdy で作図しているときに,図サイズの grav.pdf を作る場合,
Setparent("grav");
とすると,図の TeX ファイル triangle.tex と PDF を作る grav.tex ができ,ここから grav.pdf ができる。
Changework(path)
作業ディレクトリを指定(変更)する
説明
作業ディレクトリは, 初期設定では,現在作図しているファイルのあるフォルダ(ディレクトリ)の fig フォルダである。これを変更する。
引数
- path
作業ディレクトリ変更先パス
Addpackage(パッケージ名)
TeX のパッケージを追加する
説明
プレビュー用の TeX ソースにパッケージを追加する。
【例】emath パッケージを追加する。
//以下のどちらか
Addpackage("emath");
Addpackage(["emath"]);
これにより、プレビュー用の TeX のプリアンブルに
\usepackage{emath}
が追加されて,emath のコマンドが利用できる。
注)初期設定では,次のパッケージを利用している。
ketpic, ketlayer, amsmath, amssymb, graphicx, color
引数
- パッケージ名
追加するtexパッケージ名
Usegraphics("tpic"/"pict2e"/"tikz")
のグラフィクスパッケージを変更する。
説明
デフォルトのパッケージは Plugins にあるketcindy.ini
に記述されているが,これを変更する。